NPO団体がインターネットで情報発信する必要は本当にあるのか?

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企業でもNPO団体でも、さらには個人でもインターネットで情報発信をするのが当たり前になっています。
まだ、ホームページやブログなどで情報発信を行っていない団体には、「ホームページやブログをつくった方がいいのかなぁ…でも、人手も予算もないしなぁ。」と思っている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

そこで、インターネットでの情報発信について考えてみました。

NPO団体がインターネットで情報発信する必要ってあるの?

いきなりで私見ですが、今の状態で事足りているなら、必要ありません。
「普段の活動だけでも手一杯」という団体が無理をして、本業を差し置いてやるものでもありません

一番重要なのは、「団体の活動が広まっていき、問題を解決していくこと」ですので、インターネットでの情報発信がなくても問題ないなら、いらないのです。
インターネットでの情報発信は、あくまで手段で、目的ではありません
必要ないなら、いらないのです。

インターネットでの情報発信は本当に必要ないのか?

では、インターネットでの情報発信はまったく考える必要がないのでしょうか?

NPO団体から離れ、企業やビジネスを行っている個人を考えたとき、インターネットでの情報発信を行っていないというのは非常に稀です。
ビジネスを行っていない一般人ですら、情報発信を行っていることが当たり前です。
それはなぜでしょうか?

秘密は、日本人のインターネット利用率にある

総務省がまとめた平成30年の情報通信白書によれば、2017年の個人によるインターネット利用率は80.9%になります。
つまり、日本人のほとんどは、何かしらの形でインターネットを使い、ホームページを見たり、メールのやり取りをしたりしています。

各世代別でも、インターネット利用率を見てみましょう。

各世代のインターネット利用率

10代~50代の現役世代はほぼ100%の利用率です。
特筆すべきは、60歳以上の高齢者、特に80歳以上の利用率です。
なんと、80歳以上でも利用率は20%にも上るのです。

つまり、うまくインターネットを利用した情報発信をすることで、多くの人たちに自分たちのことを知ってもらうことができるのです。
それが多くの企業や個人が、インターネットで情報発信をしている理由です。
それは、インターネットに無縁なように思える高齢者に向けて活動している場合であってもです。

情報発信はホームページやブログ、SNSアカウントをつくればいいのか?

1つ前の段落で、インターネットを利用した情報発信をするところに、「うまく」とつけました。
なぜでしょうか?

それは、うまく情報発信をしていかなければ、多くの人たちには届かないからです。
別の言い方をすれば、うまく情報発信しなければ、無駄な手間が増えるだけで、限られた資源の無駄遣いになってしまう可能性が高いのです。

つまり、何も考えずに、ホームページやブログ、SNSをつくって情報発信をすればいいわけではないということです。
ここが非常に難しいところです。

うまく情報発信するにはどうすればいいの?

残念ですが、この問いに明確で万能な回答はありません。

なぜなら、インターネット上に無数のユーザーが存在し、それぞれが自由に動き回っているからです。
年齢も性別も違えば、普段インターネットをどのように使っているか、どんな場面でつかっているか、どのようなホームページを見ているか、どのSNSを使っているか、千差万別です。

そのため、多くのNPO団体が行っているようにブログで日々の活動を毎日発信をするのが良いことも、Youtubeで動画掲載をすることが良いことも、SNSアカウントをつくり情報発信していくことが良いことも、ネット広告を使うことが良いことも、色々なケースがあります。
そのような状況があるので、自分たちで試行錯誤しながら情報発信するか、お金を払ってでも専門家に知恵を借りるか、悩みどころです。

ただ重要なのは、目的なく情報発信しても、無駄な労力が増えるだけということです。
それは本末転倒ではないでしょうか。

インターネットでの情報発信は目的とターゲットを考える

インターネットを調べてみると、様々なインターネットサービスや手法などが幅広く紹介されており、甘い情報もたくさんあります。
「問い合わせが5倍になった!」「寄付〇〇円達成!」など…。
どの企業もお金が動くので、当たり前ですが必死です。
特に、ネット広告は多額のお金が動くので、その傾向があります。

でも、そんなに簡単にいくのでしょうか。
断言します。いきません。
確かに、インターネットは間違いなく強力な情報発信手段です。
だからといって、そんなに甘い話が世の中に転がっているでしょうか?

苦労されていることの多いNPO団体の方なら、そのような甘い話は転がっていないこと、よくお分かりになるのではないでしょうか?
インターネットでも同じです。
目に見えないので、何かとんでもない秘策や手法があるように感じられるかもしれませんが、ありません。
残念ながら。

だから、まずは目的とターゲットをしっかり考えてほしいのです。
インターネットで誰に向かって情報発信をして、何をしたいのか?
そして、インターネットで情報発信をすることが、その目的にかなっているのか。

インターネットでの情報発信は、あくまで手段です。
非常に強力な手段ですが、目的ではありません

もし、インターネットで情報発信をすることで、本来の活動ができなくなるのであれば、本当に本末転倒です。
毎日毎日、長文のブログを頑張って書いても、誰も読んでいなかったら、貴重な資源だけが無駄に使われている、ということです。

ですので、まずは目的、そして誰に向かって情報発信していきたいのかを考えてみましょう。
それから、情報発信を始めても遅くはありません。

余談ですが、広告屋としては、ネット広告は非常に強力で、活用できるようであればしていただきたいです。
経験談ですが、予算数十万円で始めたネット広告の効果が非常に高く、数百万、数千万と予算が膨らんでいくケースがよくあります。
実際、一般的な認知度が高くない企業でも、月に億単位でネット広告に投資をしていたりします。
それだけ強力な手段でもあるということです。

ただ、自団体の目的を見失って、本来やるべきことが出来なくなるのであれば意味がありません。
何のためにやるのか誰に向けて情報発信するのか、それが重要です。

まとめ

少しとりとめもないお話になってしまいました。

インターネットは非常に強力な情報発信手段です。
でも、手段です。

無目的にインターネットでの情報発信を行い、本来の目的から遠ざかってしまうケースはあります。
できれば、そうあってほしくはありません。

そのためには、目的とターゲットを今一度確認し、その目的にはインターネットでの情報発信が必要なのかどうか。
まずは、そこを考えてほしいなと思います。
それからでも、インターネットでの情報発信は遅くありません。

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